9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方／福島 文二郎

震災の日のディズニーランドの映像は、沢山YouTubeにあがっています。

これらの映像で印象的だったのは、キャスト（ディズニーランドでは、働いている人をキャストと呼ぶらしい）が冷静にお客さんに対応している姿だった。後日、テレビでディズニーランドのキャスト取材した番組が放送されて、キャストが自らの判断で自発的に動いている、ということを知り、どうしたらこういう人材育成が出来るのか？衝撃だった。

というわけで、この本のタイトルを見たときに、どうやったら、素晴らしい対応ができるのか興味が出てきて、手に取ってみた。

9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方

• 作者: 福島 文二郎
• 出版社/メーカー: 中経出版
• 発売日: 2010/11/25
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

昨年、過去最高益を出したディズニーランドでは、9割のスタッフが正社員ではなく、アルバイトでアトラクションを運営しています。 しかし、アルバイトでも最高のサービスを提供し、ディズニーランドは他の遊園地とは異なる、そして不況にも負けないブランド価値をつくりあげていますが、その背景には徹底したディズニーの社員教育システムがあります。 また、人材レベルの高さといえば、リーッツカールトンとディズニーが有名ですが、この2社には、 ●リッツカールトン：人の「素質」を見極める(＝社員のポテンシャル重視) ●ディズニー：どんな人材でも育てることを重視する(＝教育重視) という決定的な差があるのです。どんなにＣＳを高めようとしても、その前段階の社員教育が成功なくしてＣＳは成り立ちません。 そこで、「社員教育」をテーマにディズニーの人材教育方法を紹介しながら、一般の会社でも活用できる社員教育のコツとポイントを解説します。

職場における教育の重要性を感じた。どう教えるかのノウハウは、きっとこの本に書かれているレベル以上に、いろいろあるのだと思われ、全てを理解することは出来なかった。

ただ、教える方が見本にならないといけない、という誰でも分かっているが実行出来ていないことが、どこまで実行できるかが、重要と感じた。